7月27日、秋葉原の通運会館の地下1階にてNZXTの新製品発表会が行われた。今回発表となったのはケース2種類、マザーボードである。

ケースの展示がメイン

今回のイベントではケースの展示が主だった。フルタワーのケースの他にmini-ITXサイズのケースも展示してあり、とてもたくさんのNZXT製のケースが展示してあり、NZXTファンにとってはとても有意義なイベントだったと思う。

筆者個人の印象だが、NZXT製のケースは大手他社に比べエレガントなケースが多いイメージだ。少々値段は張るが非常に作りの良いケースといった印象もある。実際4ChunksのメンバーにもNZXT製のケースを使用している人もいる。

あまり見ないコラボケースの展示も!

PUBGとコラボしたNZXT H700

少し前に話題になったPUBGとNZXTのコラボケースをはじめとした様々なコラボケースも展示されていた。また、日本に5台しか入ってこなかったと言われている希少なFALLOUTのケースも展示されていた。

FALLOUTコラボケース

さて、今回のイベントは新製品発表会だ。今回のイベントで発表された製品はケースのH510 ELETEとCA-H710だ。

CA-H510 ELETE whiteモデル

今回のケースにはファンコントロール、LEDライティング制御機能を搭載したSMART DEVICEを搭載している。今までマザーボード上で行なっていた制御をNZXT製のデバイスで専用ソフトを使うことでより最適な制御を実現するといったシステムである。CAMというNZXTの専用ソフトをインストールする必要があるが、ファンノイズをサンプリングしてノイズを最大40%削減することが可能となっている。(CAMについては別記事にて詳細を紹介する予定だ)

H510 ELETEはコンパクトなATXミドルタワーケースとなっているため、360mmラジエターを搭載することはできないが、最大280mmのラジエターを搭載することができる。また、縦置きGPUマウントも搭載しており、サイドパネルのガラスと併せて魅せるPCを作るのに最適なケースとなっている。サイドパネルを固定するネジも従来の4本から1本だけに減らされており、サイド4点止めでは避けることのできなかった飛び出たネジをなくすことに成功した。

日本では発売されていないマザーボードも!

日本では発売されていないNZXTのマザーボードだが、2019年8月10日からN7 Z390を発売することが発表された。

フルアーマーのマザーボードとなっており、デザイン性にとても優れている。水冷PCを作りたい、魅せるPCを作りたい人には一つの選択肢になるのではないだろうか。近日中に発売となるのできになる人はぜひ調べて見てほしい。

自作PCも展示

ゲームを体験することのできるコーナーも設営してあり、NZXTのパーツを使用した自作PCがあった。非常に綺麗なライティング、配線でとても興味深いPCだった。このPCではGPUも簡易水冷化してあり、非常に冷却性能が高くなっているとのことだった(空冷時-27℃を実現)。
筆者自身も次作のPCはNZXT製のケースを使用しようと思うほどだった。

今回のイベントは決して大きなイベントとは言えないものだったが、コアなファンにはとても有意義なイベントだったのではないだろうか。多くのイベントが秋葉原で開催されることもありなかなか地方に住んでいる自作PCユーザーは参加しにくいところもあるが、夏休み中はたくさんのイベントが開かれることが予想されるので近くに来た際にはぜひとも足を運んでみて欲しい。