今回は2019年5月に発売されたCorsair HARPOON RGB PRO(Amazon)というゲーミングマウスをレビューしていく。

箱から出したらこんな感じ

付属品は本体と説明書のみで説明書は日本語にも対応している。
マウスの説明書はあまり重要視されるものではないと思うが、それでも日本語対応している点は流石Corsairといったところだ。

ケーブルは1.8mあるので基本ケーブルの長さで困ることはないだろう。

スペックと外観

  • センサー:PixArt PMW3327
  • スイッチ:Omron
  • DPI:最大12,000、ショートカットボタンによる5段階可変(iCUEから設定可)
  • ボタン数:6ボタン
  • ポーリングレート :125Hz/250Hz/500Hz/1,000Hz
  • 重さ: 85g (ケーブルを除く)
  • 保証:日本正規代理店からの購入の場合2年
  • その他:Corsair純正ソフト「iCUE」に対応、オンボードメモリ搭載

このCorsair HARPOONシリーズには今回のPROの他に無印、wireless版があるのだがその中でこのPROが一番仕様スペックが高い。
価格的には無印版がPROと比べて1,000円ほど安く、一見すると一番コスパが良いように見えるのは無印版だと思うが最大DPIが6,000だったり250ずつしかDPIが変更できない仕様となっている。(それ以外の仕様はPROと同じ)

逆にwireless版はPROと比べ価格に倍近く差があるのにも関わらずwireless仕様であることが弊害となり最大DPIが10,000、重さが99gとPRO版が一番コスパが良いという結果になった。

デザインは割とシンプルで、左右非対称、右利きのみ対応だ。
そのためサイドボタンは左側2つのみとなっている。

大きさはゲーミングマウスにしては小ぶりな部類に入ると思うので日本人の手になじむ大きさだと思う。

裏面

裏面はセンサーのみでボタン等はない。

マウス表面はマットな塗装で触った感じ少しザラザラしているため、手汗が多い人でも滑りにくく、べたつきにくいと思われる。

ソフトウェア

このマウスはCorsair純正ソフト「iCUE」(公式リンク)に対応しており、ここからDPI感度マクロボタン割り当てLED色の変更等が設定できる。

Corsairデバイスの殆どが、このソフトに対応しているため筆者の環境のように他のCorsairハードウェア(画像のはlighting node pro)も同じ画面から制御することが出来る 。

アクション設定

アクションではマクロの設定ができる。

※マクロとはボタン一つで設定した操作を自動で行ってくれる機能のことで一部のゲーミングキーボード等にも搭載されている。

照明効果設定

照明効果で画像にあるCorsairロゴのLEDを制御できる。
レインボーやスタティックカラー等、明るさ含め自分好みに自由に設定することが出来る。

DPI設定

DPI設定ではこのマウスのDPI(5段階まで設定可)を設定することが出来る。
変更したDPIはLEDの色で教えてくれるため分かりやすい。

デフォルトでは800/1,500/3,000/6,000/9,000となっていて最小200最大12,000DPIまで100単位での設定が可能だ。

パフォーマンス設定

注意
パフォーマンス設定はパソコンのOS自体のマウスポインター速度を変更することになるため、マウスDPIから変更するよりポインター精度が落ちてしまい、更に接続されている他のマウスにも変更が適応されてしまうためマウスを2つ、3つ使い分けているような方は注意が必要となる。

実際の触り心地

G304とサイズはほぼ同じだ

まず持って最初に思ったのは掴みやすいということだ。
筆者の環境にはwirelessタイプのG304があるのだが、それと比べて左横がくぼんでいるおかげで被せ持ちしやすい。
あと軽い。今までずっと無線マウスを使ってきて久々に有線タイプのマウスを触ったがこの軽さには感動した。
その代わり有線マウス全般に当てはまるがケーブルの取り回しが少々気になるところではある。
だがそこはHARPOONのwireless版かマウスバンジーを買えば解決する話だ。

スクロールボタンが引っ掛かりなくスムーズに動いてくれる点も個人的にGOODだ。

まとめ

筆者は今APEXと呼ばれるバトル・ロワイアルゲームにはまっているのだがこのマウス、ゲーム用に使いたいと思うぐらい被せ持ちがしやすかった。
そしてDPIが最大12,000、5段階調整可能でRGB LED付き、これで3,500円(2019年12月11日時点 Amazon価格)を切っているのはコスパが高いと感じた。
有線とは言え、私のメインのマウスよりも使いやすく安いため今後どちらのマウスを使っていくか迷うところではある。(しばらくは2つ使い分けていくだろう)