ライトゲーマーではメンブレンキーボードを使っている人は多いのではないだろうか。現在でこそメカニカルキーボードを使用しているが、筆者もゲームを始めたての頃はメンブレンキーボードを使用していた。

メンブレンキーボードはメカニカルキーボードよりも安く手に入り、非常にコストパフォーマンスに優れた製品が多いことが大きなメリットだが、長く使用していると段々とキーが重たくなってしまうという現象が起きてしまう。筆者の環境だと使用し始めてから大体半年でキーの動きが渋くなり始め、ゲームに支障を来すほどになってしまった。お金のない中なんとか打開策はないかと模索した結果、とあるケミカルに出会った。

キーボードの救世主 ドライファストルブ

これはKURE5-56でお馴染みの呉工業から発売されているケミカルである。速乾性潤滑スプレーで様々な部分にしようできる。KURE 5-56も潤滑スプレーとしては非常に優秀だが、こちらのドライファストルブはフッ素系の潤滑剤となっており、今回のキーボードのような埃がまとわりついたら困る場面で非常に効果を発揮してくれる。

実際の使用方法

それではドライファストルブをキーボードに使用する。

ここから先の作業を真似する場合は自己責任にてお願いします。

まずはキーボードからキーキャップを外す。キーキャップは素手で外すことも可能だが、Amazonなどでキーキャップ取り外し用の工具が売っているのでそちらを使うと楽に作業をすることができる。

今回はキーキャップを外した後、キーボード側にドライファストルブを散布した。速乾性の潤滑剤のため、気づいたころには乾燥している。キーボード側にドライファストルブを散布する場合はチューブを使用しないことをお勧めする。

キーボード側に散布すると壊れそうといった場合にはキーキャップの裏側にチューブを取り付けて散布すると良い。

ドライファストルブが乾いたことを確認した後、キーキャップをキーボードに取り付ける。取り付け後、キーの重さを確認すると軽くなっているであろう。また、キーを斜めに押したとしてもドライファストルブの潤滑性で滑らかに打鍵できるようになる。
メンブレンキーボードが重たくなってしまって困っている人は試してみる価値があるのではないだろうか。