有料版試用提供:Fotor Japan

近頃、在宅ワークの動きが増え、家で編集作業を行う人が以前より増えたと思う。
しかし、会社や学校からAdobeのPhotoshop等、高機能有料ソフトを支給されているならまだしも、自分で一から始めないといけない場合、大手の課金制ソフトが思っていたより高額で財布への負担が大きい。
編集するためのパソコンもそれなりに高スペックでないと作業一つ一つがもっさりしてしまいストレスが溜まって作業性が落ちる原因にもなる。

そこで今回は無料で高機能な、ソフトのインストールを必要としない一般的なビジネスノートPCでも快適に動くオンライン画像編集サイト「Fotor」を紹介していく。

Fotorとは

Fotorとはソフトのインストール不要で画像編集やブログサイト等に使われるサムネイルがブラウザ上から作成できる、ユーザー数3億人以上を誇るグラフィックデザインサイトである。
因みに今回紹介するブラウザ版の他にFotor Windows版やFortor Mac版、スマホやタブレット向けのアプリ版がリリースされている。

このソフトで出来ること

  • 画像編集
  • デザイン(サムネイル)作成
  • コラージュ作成

このサイトは無料版定期課金で有料版の2種類あるが、二つの機能の違いとしては

  • 使用できる素材の量が増える(一部、透かしが入る代わりに有料版の素材を使用できるものもある)
  • クラウドストレージの容量が50MBから500MBに上がる
  • 広告の非表示

となる。

使い方

まずはアカウント登録を済ませる必要がある。
ログインしなくても編集作業は出来るが完成品の保存ができない。

アカウントをまだ持っていない場合は下のSign Upからメールアドレスとパスワードを入力して作成する。

画像編集

出来ることはごく普通の画像編集ソフトと何ら変わりはないが、その中で2つほど気になった機能を紹介していく。

家の周りに咲いていたハゴロモジャスミンという花らしい。
露光を低めに撮ってしまったので少し暗い感じになってしまったが、編集項目の中にある”ワンタッチ補正”をクリックすると自動で最適な加工を選んでくれて明るい写真になった。

その下にある”マジッククリッパー”という機能は、保持領域と除去領域の枠を自分で描いて作成し後は選択した範囲を自動で切り抜いてくれるというものになる。
筆者が雑に枠線を描いたものになるが精度はまずまずといったところだ。
ソフトエッジを少しかけてあげると中々綺麗に仕上がったと思う。
因みに無料版の透かしは画像のような感じに表示される。

これ以外にも直感的に範囲を切り取れる”切り取り”や”色調整”等、基本的な機能は勿論備わっている。

デザイン作成

デザイン”はあらかじめ用意されたプリセット(YoutubeのチャンネルアートやTwitterのカバー)から作成することが出来る。
もちろんカスタムからピクセルサイズを選択して作成することも可能だ。
因みに今回の記事のサムネイルはこの機能を使って作成した。
無料版でもテンプレート、背景の選択肢が豊富で使い勝手は良いのだが、テキストの日本語フォントの種類が少ない事が少し気になる。

コラージュ作成

この編集サイトでできる3つ目の機能はコラージュ作成機能だ。
そもそもコラージュとは、

新聞・布片・針金などを様々に組み合わせて画面に貼りつけ,特殊な効果を出す現代絵画の一技法。写真に応用したものはフォト-コラージュという。

weblio辞書より引用

という事で複数の写真を切り貼りして作品を作り出す技法らしい。
この機能はオンラインアルバム等を作成する際に活躍してくれそうだ。

コラージュも複数あるテンプレート(一部有料)から作成できる。

これらの今紹介してきた3つの種類は連携が可能だ。
出来た作品をFotorのクラウドに保存することが出来るので、例えば画像編集で編集した画像をコラージュでまとめることも出来る。

まとめ

働き方改革が起こり、今後もデジタルな編集や加工作業等は自宅で行う動きが強まる可能性がある。
そんな動きの中、基本無料で使用可能な環境を選ばないFotorのようなソフトはこれから注目されていくと筆者は思う。
軽く使ってみた中で日本語フォントのバリエーションが少ない事ぐらいしか欠点が思いつかなかったが、この記事執筆中にも新しいステッカーやフォントが追加されていたのでこれからも機能改善される可能性は十分ある。
無料でほとんどの機能が使用可能なので、興味を持った方は是非ご自身の環境で試して欲しい。

Fotor(公式サイトリンク)