MSIのB550は強化された電源回路や大型のヒートシンクが魅力的。黒基調のマザーボードが多く、Wi-Fiを搭載した製品も多数展開する。ケースのフロントUSB Type-C用のヘッダを搭載したモデルが非常に多いのも特徴だ。
また、B550ではほぼすべてのマザーボードがHDMI 2.1に対応するが、MSIの製品はHDMI 1.4止まりのため注意が必要となる。

ATX

MPG B550 GAMING CARBON WIFI

最上位モデルであるこのマザーボードはMSIのブランドとしてはミドルレンジの「MPG GAMING CARBON」シリーズに属するのだが、12+2フェーズ・TDA21462 60A SPS(Smart Power Stage)というハイエンド顔負けのVRM構成に加え、2.5G LANやWi-Fi 6など高性能なネットワーク機能やフロント用のType-Cヘッダなど、高い拡張性をもつ。
M.2は2スロットで、その両方にヒートシンクを装備している。
リアI/Oには4ポートのUSB 2.0と2ポートのUSB 3.2 Gen1、そして2ポートのUSB 3.2 Gen2(うち1ポートはType-C)、DisplayPort 1.4、HDMI 1.4、Flash BIOS Button(BIOS Flashbackボタン)、PS/2ポート、Realtek 2.5G LAN、Wi-Fi 6、オーディオ出力端子を搭載する。
Ryzen 9やRyzen 7で組もうとしている方におすすめしたい。

MAG B550 TOMAHAWK

高いコストパフォーマンスで人気のTOMAHAWKシリーズ。Realtek 2.5Gbit LANとRealtek 1Gbit LAN両方を搭載するデュアルLAN構成で、これはB550マザーボードとしては唯一である。
VRMは10+2フェーズでDrMOSを採用しており、B550マザーボードの中では中くらいの性能となっている。
M.2は2スロットで、両スロットにはヒートシンクが付属している。ただし、下側のスロットのものは少し小型になっている。
リアI/Oには前述の通りデュアルLAN(Realtek 2.5Gbit LAN+Realtek 1Gbit LAN)のほか、USB 2.0を2ポート、USB 3.2 Gen1を2ポート、USB 3.2 Gen2を2ポート(うち1ポートはType-C)、DisplayPort 1.4、HDMI 1.4、Flash BIOS Button(BIOS Flashbackボタン)、PS/2ポート、オーディオ出力端子を備える。
コストパフォーマンス重視の方やデュアルLANが必要な方におすすめだ。

MPG B550 GAMING EDGE WIFI

記事の更新中です。しばらくお待ちください。

MPG B550 GAMING PLUS

記事の更新中です。しばらくお待ちください。

B550-A PRO

黒基調のデザインで洗練された、ビジネス機向けのスタンダードなATXマザーボード。
VRMの詳細は不明だが、フェーズ数は10+2となっている。
M.2は2スロットあり、CPU直結でPCIe 4.0対応の上側のスロットには表面積を拡大したヒートシンクを搭載。また、ATX最下位モデルながらフロント用Type-Cヘッダをしっかり実装している。
リアI/Oを見ると上位モデルである「MAG B550 TOMAHAWK」などよりもUSBが増えており、合計8ポートとなっている。具体的にはUSB 2.0が4ポート、USB 3.2 Gen1が2ポート、USB 3.2 Gen2が2ポート(うち1ポートはType-C)だ。その他、DisplayPort 1.4、HDMI 1.4、Flash BIOS Button(BIOS Flashbackボタン)、PS/2ポート、Realtek Gigabit LAN、オーディオ出力端子を備える。
非常にバランスがよく、万人向けのマザーボードといえる。

MicroATX

MAG B550M MORATR WIFI

高性能なWi-Fi搭載のMicroATXマザーボード。
VRMは8+2フェーズでDrMOSを採用しており、発熱は少なめと予想される。
M.2は2スロットあり、CPU直結でPCIe 4.0対応の上側のスロットにはヒートシンクが付属する。また、フロント用のType-Cヘッダも搭載している。B550のMicroATXマザーボードでフロントType-Cヘッダを搭載しているのはこのマザーボードのみ*で、非常に貴重だ。
リアI/OにはUSB 2.0が2ポート、USB 3.2 Gen1が2ポート、USB 3.2 Gen2が2ポート(うち1ポートはType-C)あるほか、DisplayPort 1.4、HDMI 1.4、Flash BIOS Button(BIOS Flashbackボタン)、PS/2ポート、Realtek 2.5G LAN、Wi-Fi 6、オーディオ出力端子を備える。
フロントType-Cヘッダを搭載したMicroATXマザーボードを探しているならこれで決まりだ。

*現段階で仕様が公開されているものの中では唯一

MAG B550M MORTAR

ヒートシンクの色合いなどは異なるものの、Wi-Fiがないこと以外は「MAG B550M MORTAR WIFI」と同一仕様となっている。

MAG B550M BAZOOKA

Coming Soon…

こちらは現段階では詳細不明。分かり次第更新したいと思う。

B550M PRO-VDH WIFI

Coming Soon…

こちらは現段階では詳細不明。分かり次第更新したいと思う。

B550M PRO-DASH

Coming Soon…

こちらは現段階では詳細不明。分かり次第更新したいと思う。

Mini-ITX

B550I GAMING EDGE WIFI

Coming Soon…

UNIFYシリーズを思わせるような真っ黒のデザインが印象的。また、チップセットヒートシンク(と思われる部分)に小型ファンがついているのが特徴だ。
その他は現段階では詳細不明。分かり次第更新したいと思う。