発売からしばらく経つと、当初の価格から大きく値下げされる商品がある。
PCパーツ、特に頻繫にモデルチェンジなどが行われるマザーボード、CPU、SSD等はそれが顕著だ。
今回は2019年12月10日現在のネット最安価格を参考に、お買い得になっているマザーボードやグラフィックボード、CPU等をいくつか紹介していく。
今回のねらい目
AMD Ryzen向けマザーボードの低価格化が進んでいる。その中でも特にコスパが良いものを紹介しようと思う。また、GeForce搭載のグラフィックボードも安くなっているものがあるため、そのあたりも見ていきたい。
お買い得なパーツ
https://kakaku.com/item/K0001126893/
Intel製CPUの中でもバランスが良くコスパに優れた人気モデル「Core i5 9400F」が16,000円台にまで値下がった。6コア6スレッドのCPUがこの価格で購入できるのは驚きだ。
(静音性は皆無だが)CPUクーラーも付属するため、価格を抑えつつマルチに活躍できるPCを組みたい、という方には非常におすすめだ。
コスパの良い「B365M DS3H」「B365M Pro4」や、性能や拡張性が高い「ROG STRIX B365-F GAMING」「Z390 AORUS ELITE」等と組み合わせるとよいだろう。
https://kakaku.com/item/K0001212401/
2.5Gbps LAN、Wi-Fi 6といったハイエンドマザーボードの象徴ともいえる機能や、上位モデルである「MEG X570 ACE」と同じ高性能な電源回路、3本のM.2等を備えながら3.5万円という価格で発売された人気マザーボード「MSI MEG X570 UNIFY」がさらに安価になり、31,000円ほどで購入可能になっている。RGB LEDを全て排除した漆黒のマザーボードという点でも人気がある。
電源回路が非常に強力なので、Ryzen 9 3900XやRyzen 9 3950Xと組み合わせるのがおすすめだ。もちろん、Ryzen 7 3800XやRyzen 7 3700Xと組み合わせるの良いだろう。
https://kakaku.com/item/K0001182102/
第3世代 Ryzenに最適化されたMSIのB450マザーボード「MAX」シリーズの中でもコスパが際立つモデルがこの「B450 GAMING PLUS MAX」だ。一部のローエンドX570マザーボードにも引けを取らない電源回路やメモリオーバークロック耐性を持ちつつ、1万円前後という低価格で販売されていたが、なんと現在は7,500円ほどで購入可能になっている。M.2 SSDを1本までしか使用しないのであれば、このマザーボードを選ばない選択肢はない。
MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC
https://kakaku.com/item/K0001217230/
「NVIDIA GeForce GTX 1660」を搭載したショートモデル。以前はあまりコストパフォーマンスが良くなかったGTX 1660搭載モデルだが、現在は22,000円未満で購入できるようになり、良い選択肢になった。VRAMも6GBあるためGTX 1650 SUPERよりも扱いやすく、またフルHD解像度であればほとんどのゲームが(設定次第ではあるが)60fpsで動作する性能を持ち合わせているため、先に紹介したCore i5 9400Fと組み合わせて高コスパゲーミングPCを組むのがおすすめだ。
GALAKURO GAMING GG-GTX1660SP-E6GB/DF
https://kakaku.com/item/K0001206481/
「NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti」とほぼ同等の性能を持つ「NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載したグラフィックボード。現在、27,000円未満で購入できるようになっており、コスパ良好だ。比較的軽めのタイトルなら、設定次第で144fpsも狙える。またこの「GALAKURO GAMING」シリーズは保証が3年もあるため、長く使いたい方にもおすすめだ。
Ryzen 5 3600やCore i5 9400F等と組み合わせてミドルスペックゲーミングPCにするのがおすすめだ。