製品提供: AOMEI Tech Co., Ltd.

今回は、AOMEI Tech Co., Ltd.より「AOMEI Backupper」をご提供いただいたので、レビューする。 このソフトは、 基本的にはバックアップと復元が出来る物である。ただバックアップと復元が出来るというわけではなく様々な機能があるので紹介しようと思う。ちなみに、このソフトにはStandard版Professional版があり、 Standard版は、少し機能が制限されるが、十分バックアップソフトとして使用することが出来る。

このソフトで出来ること

  • システム・ファイル・ディスク・パーティションのバックアップ
  • システム・ファイル・ディスク・パーティションの復元
  • システム・パーティションのクローン作成
  • ブータブルディスクの作成

これらの作業が AOMEI Backupper 一つで可能となっている。

実際の使用感はどうなのか

筆者のメイン機にAOMEI Backupperをインストールし、使用してみた。

起動すると、新規作成と復元を選択という大きなボタンと左側にメニューバーが出てくる。全て日本語に対応しており、大きなアイコンと文字で見やすく、直感的に操作が出来る。

バックアップできるデータの種類

今回は、バックアップの取り方を説明していく。まず、左側のメニューバーから「バックアップ」を選択する。次に、バックアップをするデータの種類を選択する。

バックアップできるデータの種類もシステム、ファイル、ディスク、パーティションと豊富だ。

では、システムのバックアップをする。まず、「タスク名」で任意のファイル名にすることが出来る。そして、「↓」の上にはバックアップするシステムの一覧だ。「↓」の下のバーには、バックアップを保存するディスクを指定できる。NASも選択できるのでNASに保存することも簡単にできる。「開始」を押せばバックアップが始まる。

オプションでは、任意のコメントやバックアップの暗号化の設定が出来る。

バックアップの速度を測るために、Standard版で約10GBのファイルをSSDからSSDへバックアップを取ってみた。バックアップに掛った時間は2分33秒だった。Professional版は、より高速になる。

また、復元も簡単だ。左側のメニューバーから「復元」を選択し、復元したいファイルを選択し、復元する項目を選び、概要を確認の上「開始」を押すだけで復元が出来る。

応用の機能にはなるが、 ブータブルメディアの作成やクローン作成も出来る。

「ブータブルメディアの作成」ということも出来る機能で、ブータブルメディアとは記憶装置の破損などの時のためにUSBメモリやDVDに作成して置き、簡単にデータを復元できるようになる物である。

しかし、筆者の環境ではUSB直接のレガシーブートが出来なかった。また、isoファイルからUSBメモリに入れようとしたが、エラーが起きて出来なかった。 UEFIは作成できたが試す機会がなかった。

「クローン作成」は、他ディスクにデータを移行することが出来る機能で、そのまま元ディスクのデータをコピー出来る物である。

作成方法としては、左側のメニューバーにある「クローン」から作ることが出来る。クローンにも「システムクローン・ディスククローン・パーティションクローン」と種類も豊富で直感的に操作が出来そうだ。

筆者が個人的に便利だと感じた機能は、スケジュールオプションだ。このオプションは、設定した日時に自動でバックアップをしてくれる機能で、バックアップのし忘れを減らし、もしもの時に損害が少なく済む。

この画面の設定では、注意に書いてある通り「毎月の最後の日の0:00に一度」自動でバックアップをしてくれる。日時の設定には、「デイリー(日)・ウィークリー(週)・マンスリー(月)など」とあり、詳しく設定できる。

最初に起動時の画面が見やすいと言ったが、バックアップを取るとホーム画面がバックアップ一覧になる。この画面になると、ホーム画面から復元やスケジュールオプションの設定・ツールなどの操作が出来るようになる。

このソフトを使えば、簡単にバックアップや復元が出来る。記憶装置にも寿命があり、いつ壊れるのか分からない。もし壊れた時に、一から復元するとなると膨大な時間とどうしても復元できない画像などが出てくる。

筆者も一度システム全てを壊し、戻し作業に一日以上かかったことがある、お気に入りだった画像なども消えてしまったということがあり、今回バックアップを取ろうと思った。
また、 機能は制限されるがStandard版は、無料で使うことが出来るのでバックアップを念のために取っておきたいなどと言う人には、是非試して欲しい。

また、詳しい使い方はこちらに日本語で書いてあるのでもっと詳しい機能などはこちらで調べるとよい。

公式サイ