提供:Banggood

 この4Chunksを見ている人は自作と言われて真っ先に思いつくのは自作PCだろう。しかし最近ではキーボードを自作する人も増えてきており、中国を中心に自作キーボード用のパーツを取り扱っている通販サイトも多くなってきている。今回タイアップをしているBanggoodもそのうちの一つであり、今回の記事執筆にあたって自作キーボードパーツをBanggoodから購入した。今回の記事ではBanggoodはどのような自作キーボードのパーツが売っているのか、自作キーボードとはどのようなものなのか組み立てる。

Banggoodとは?

 Banggoodとは「Banggood Network Technology Co.Ltd」が運営する中国の通販サイトである。日本からの購入にも対応しており主に中華ガジェットが安く手に入ることで重宝されている。Banggoodのサイトは完全に日本語化されているので海外通販初心者でも気軽に買い物ができることが大きなメリットだ。

Banggoodで購入できる自作キーボードパーツ

 それではBanggoodで自作キーボードのパーツを検索し、どのようなものがあるかを見てみよう。

 カテゴリから絞って検索すると自作キーボード関連の商品がたくさん出てくる。主にBanggoodで購入できる自作キーボードパーツはキーボードキット(基板とケース)、キースイッチ、キーキャップが主である。自作キーボードと言えば基板から自分で設計して作る人もいるが、初心者が手を出すとしたらキーボードキットを購入すると良いだろう。

 写真のようにキーボードのボディと基板が一体になったキーボードキットが数多く販売されている。特に自作キーボード市場で一番人気な60%サイズのキーボードキットが多くどの製品を購入するか迷うほどである。

 キースイッチは主に3種類が取り扱われていた。有名キーボードにも多く採用されているKailh製キースイッチ、自作キーボード市場ではコストパフォーマンスに優れるGateronやFakerの3メーカーがあるので好きなブランドを選ぶと良いだろう。

 自作キーボードはキーキャップを選べることが一番の醍醐味なのではないだろうか。Banggoodでは様々なキーキャップが取り扱われており写真のようにかわいさを前面に押し出したデザインのものも多く存在する。

今回購入した自作キーボードパーツ

 それでは今回購入した自作キーボードのパーツを紹介する。今回紹介したパーツを購入すれば自作キーボードを作ることができるので初心者でも無理なく組み立てることができる。

キーボードキット:GK64XGK64XS RGBホットスワップ可能有線60%キーボード

 今回選択したGK64Xは60%サイズのキーボードでキーボード上部のファンクションキーやテンキーなどを省いた非常にコンパクトなものである。自作キーボードでは一番人気のサイズでありBanggoodで扱っているキーボードキットもほとんどがこのサイズである。今回のGK64Xはキーボードの配列を変更(WindowsキーとALTキーを入れ替え等)することができるのでWindowsユーザーのみならずMacユーザーにもおすすめの一品だ。

キースイッチ:Gateron 黄色軸 120ピースセット

 今回使用するキースイッチはGateron製の黄色軸である。クリック感のないリニア系のキースイッチで滑らかな動作が特徴的だ。スイッチ感のないキースイッチなので軸自体からの音はなく打鍵音は静かである。今回購入した120ピースセットは31.99ドルとキースイッチセットとしてはかなり安めである。

キーキャップ:プラムブロッサムキーキャップセット

 今回選択した製品は梅の木をモチーフとしたキーキャップである。PBT樹脂製、昇華印刷で作られているのでキーボードの印字が擦り切れにくいことがメリットだ。

組み立て

 それではキーボードキットにキースイッチをはめ込み、キーキャップをかぶせて自作キーボードを製作する。

 今回使用するキーボードキットは3pinスイッチ、5pinスイッチのどちらにも対応している。またRGB LEDも搭載しておりキーボードの制御用のソフトウェアを使用することで発光パターンを変更することも可能だ。

 キーボードキットにキースイッチをはめ込む。今回選択したGateron製の黄色軸スイッチは3pin、キーボードキットは3pinにも対応しているのでそのままはめ込むことができる。

 キースイッチはジップロックに入れられて運送されてきているので端子の足が曲がってしまっているものがほとんどだった。手で端子をまっすぐに直すだけではめ込むことができるが、一部どうにもならないようなものがある場合もあるのでキースイッチは少し多めに購入すると良いだろう。

 キースイッチをキーボードキットにはめ込んだ。筆者は自作キーボードは初心者だったが、特に難しいと感じることもなくスムーズに制作することができた。この段階でキースイッチが全て正しくキーボードキットに入っているかを確認するためにキーボード入力を検知するサイト等を使用して反応しないキーがないか確認すると良い。

 最後にキーキャップをはめる。キーキャップはスイッチに対して真っ直ぐ奥まで差し込まないとキーの高さがバラバラになってしまうのでゆっくり丁寧にはめ込むと良いだろう。

 完成したキーボードは市販されているものと変わらないほどのクオリティになる。自分の好きな打鍵感、デザインを選ぶことができるので好きなキーボードを探しているが見つからない!といった人に特におすすめだ。

まとめ

 自作キーボードは自分の好きなデザイン、打鍵感、サイズを別々に選んで組み合わせることができるので自分の好みのキーボードを制作できることが大きなメリットだ。1つのキーボードに使用できるキースイッチは1種に限定することなく、普通のキーはリニアスイッチを採用し、ESCキーや方向キーなどはクリッキーなスイッチを採用することで押し間違いを防止することもできる。
 Banggoodにはさまざまな自作キーボードパーツが売っており、初心者であれば十分過ぎるほどアイテムが充実していると言える。またBanggoodは海外通販としてはかなり商品の発送・到着が早いので安心して使用できることもメリットだ。今回の自作キーボードに限らずはじめての海外通販としてBanggoodを使用してみると楽しいのではないだろうか?