今回は今年の5月に日本に参入したばかりであるXANOVAから発売されているゲーミングヘッドセット「OCALA-U」をレビューする。
スペック
カラー | ブラック&グレー |
ドライバーサイズ | 40mm *2 バーチャル7.1ch |
センシティビティ | 115 ± 3dB at 1 kHz |
インピーダンス | 32Ω |
周波数応答 | 20Hz-20kHz |
LEDイルミネーション | なし |
接続タイプ | 有線 |
インプット | 3.5mmジャック |
アウトプット | 2.5mmジャック |
マイクインピーダンス | ≤2.2kΩ |
マイク指向性 | 無指向性マイク |
マイク感度 | ≥60dB |
マイクセンシティビティ | -52dB±3dB |
重量 (ヘッドセットのみ) | 202g |
外観
外箱はヘッドホンイメージが大きく描かれた白、青、黒の三色のパッケージ。
中の作りは簡素だがヘッドセットはしっかりと固定され、スポンジで隙間も減らしているため破損の心配はないだろう。
付属品は3.5mm 4極プラグのマイクあり・なしがそれぞれ一つずつ、7.1ch バーチャルサラウンド対応 USB サウンドデバイス、マニュアルが付属している。また、ケーブル類はが黒い巾着袋に入れられていた。
形は特徴的だがシルバーを基調とした高級感のあるデザインだ。頭部形状をカバーするユニバーサルデザインで様々な耳の形に合うように工夫が施されている。 軽金属素材で作られた本体は軽量で重さを感じにくいようになっている。 パッドはクッション性、通気性優れているため夏場の長時間使用でも蒸れにくく不快感を感じにくい。しかし、側圧が多少強いのにも関わらず遮音性はそれほど高くないように感じた。サイズが合わないと耳が痛くなる可能性もある。
ヘッドバンドのサイズ調整は簡単で自分に合う長さまで細かくセットできる。また、ヘッドバンドは取り外し可能で携帯性にも優れている。
本体側に左右の区別をするための印字がある。
付属している7.1chサラウンド対応の専用デバイスは、ボタン一つでオンオフを切り替えることができる。手軽に切り替えることができるため初心者でも複雑設定をせずに使用できる。ただ、サラウンド使用時はホワイトノイズも感じやすい。
専用ソフトウエア
サポートのページからダウンロードすることができる「XANOVA CONTROL PANEL」はEQや効果等の設定を細かく設定をできる。ソフトはシンプルで直感的に設定することできる。
総評
プラスポイント
- 軽金属素材で重さを感じにくい
- イヤーパッドが蒸れにくい
- 物理ボタン一つで簡単にサラウンド化できる
- ソフトウエアが直感的に操作できる
- スマートフォンでも通話用として使用できる
マイナスポイント
- 側圧が強く長時間だと耳が痛くなる可能性がある
- サラウンドはややホワイトノイズを感じる
6000円弱という価格で「7.1chバーチャルサラウンド」のヘッドセットはかなりお買い得と言える。日本に参入して来てまだ間もないブランドだが、試す価値がある製品だろう。