クラウドファンディング大手である、「Kickstarter」でHK$ 4,720,986プレッジされるなどしてプロジェクトを達成した、「アイスモード国際ホールディングス有限公司 (香港:ChargeLabsブランド) 」の世界最小&世界最速クラスを謳うポータブルSSD「HyperDisk」をレビューする。日本ではクラウドファンディングサイト「Makuake」でプロジェクトがスタートしている。

45gの軽量なボディながら1,000 MB/sの転送速度を誇り、PC、スマホ、タブレット、ゲーム機の互換性も高いという。また、速度だけでなくHDDのように騒音が発生したりや衝撃に弱いなどの問題がない。

スペック

ラインナップは512GB/1TB/2TBの3種類。

競合製品と比較してコストパフォーマンスが優れている点もアピールしている。

外観

本体の他にType-A用接続ケーブル、Type-C用接続ケーブルの2種類が付属。

全体を凹凸のあるアルミニウムヒートシンクで覆うことで、見た目に高級感を与えるだけでなくサーマルスロットリングが起こるのを防ぎ、動作時で約60 ℃まで温度を抑えることができるという。

小型で持ち運びに便利なUSBメモリと並べてもコンパクトさを実感できる。

接続

プロパティにはコントローラのメーカー(JMicron Tech)が表示された。インターフェースはUASP,NVMe Expressに対応。

PCにSSDを接続するとこの様にLEDが発光する。

実際に100GB程度のコンテンツを転送して確かめてみた。80GB以下なら約1GB/sの転送速度を保つことができたが、キャッシュ切れを起こしたせいか最終的には100MB/sを切る結果に。コントローラに使われている「SM2263XT」はキャッシュレス用として十分な性能を発揮しているがデータが大きすぎる場合には注意が必要だ。ただサイズを考えればかなり優秀だろう。

参考動画(Mac)

総評

持ち運びしやすい小型なSSDでUSBメモリよりも少し大きい位の大きさに、大容量データを持ち運べるのは非常に便利であると感じた。容量の大きい1TBまでならサイズも変わらずコンパクトな為、幅広いユーザーに支持されそうだ。数多くの動画・音楽を手軽に持ち運ぶことができ日常生活だけでなく、ビジネス用途でも重宝するだろう。デバイスを選ばない優れた互換性からも必要としている機能が詰まったポータブルSSDではないだろうか。