Thermaltakeは2019年1月10日に 「TT RGB PLUS」に準拠するアドレサブルLED機能を搭載した電動ゲーミングデスク「Level 20 RGB Battlestation Gaming Desk」を発表した。 市場想定価格は1199.99ドルと非常に高額だが、今回筆者はこのThermaltake Level 20 RGB Battlestationを入手したのでレビューする。なお、この製品は非常に大きく、写真を撮ることが困難だったため写真内容が今までと比べ貧弱だが何卒ご容赦願いたい。

到着

非常に大きな箱に入って家に到着した。箱の大きさは言うまでもなく、重さも言葉を失うほどだった。配送業者も車に積み込む際にはフォークリフトを使用したと言っていた。大人2人でも運ぶのに苦労したので箱の中身を出して部屋まで搬入した。この大きな箱は内部で2つに分かれている。

箱1/2には机の天板、箱2/2には脚、電動昇降機能他小物系が入っていた。
天板は非常に分厚いため31kgもあった。この箱の形状から察することができるだろうが、天板は2枚に分割されている。

2/2の箱にもぎっしりと部品が詰まっている。一番手前の大きな円柱の筒はマウスパッドが丸めて入れられている。この大きさになるとマウスパッドとはいえ非常に重たくなる。

組み立て

残念ながら組み立ては想像以上に大変な作業となったため、写真撮影を行うことはできなかった。Thermaltake公式に組み立て手順の動画があるのでそちらを見てほしい。

この動画を見れば一目瞭然だがネジの数が尋常じゃなく多い。82本もネジが同封されているので電動ドライバーがないととても大変な作業となる。パーツの数も28個と非常に多く、一つ一つが重たいパーツなため男性でも組み立てにとても苦労する。今回は電動ドライバーがなかったためすべて手作業、成人男性3人がかりで組み立てたが、組み立て時間は3時間と非常に長かった。

完成

3時間が経過し、全てのパーツを組み込み完成させた。非常に時間がかかり大変な作業となったが、実際にデスクを見ると非常に達成感がある。

机の天板にはマウスパッドが全面に敷いてあるため、新たに用意する必要はないが好みによってマウスパッドを用意して使用するのも良いだろう。写真では分かりにくいが、天板奥にはケーブルマネジメント用の穴が右、中央、左に用意されている。大きな机だけにケーブルマネジメント用の穴が用意されていることは非常にありがたい。

筆者の使用しているPC(ミドルケース)を乗せると大きさがよくわかるだろう。幅165cm、奥行き75cmの大きさは伊達ではない。

電動昇降用のコントローラーは机右側に用意されている。70cm~110cmまでの高さを自由に選択することができ、筆者(身長170cm)が使用した場合、可動範囲は十分すぎるほどだった。このコントローラーには任意の高さを4つ保存することができる。ボタンを押すと自動的にその高さまで動くといった訳ではなく、ボタンを押し続けていると保存された高さまで動き続けるといった仕様である。安全面を考えるとそのほうが良いのかもしれないが、手を離した状態で動いてくれた方が使い勝手が良いのではないかとも感じた。

デスク全面に乗せているマウスパッドの右下(昇降コントローラーの上)にthermaltakeのロゴがある。このロゴは表面に張り付けているような処理なのでマウスをこのロゴ上で操作することはオススメしない。
また、デスクの下にはケーブルをまとめておくスペースが存在するので配線を綺麗にしたい人にはぴったりだ。

ライティング

このThermaltakeのデスクは机の4辺にRGBLEDを搭載している。TT RGB PLUSに対応しておりUSB接続にてPC側で光り方を切り替えることができる。
RGBLEDは他のThermaltake製品と同様のTT Sync Controllerにて統括する。

机上にモニターなど一式すべてそろえた写真がこちらだ。非常に机が大きいのでモニター1枚だけだと少し貧弱に感じてしまう。

モニター2枚(うち1枚を縦モニター)にして設置すると非常に締まったデスクになる。やはり大きなデスクにはモニター1枚では足りないと感じた。このデスクは電動昇降ながら耐荷重が150kgもあるので机の上に何をおいても大丈夫といった安心感がある。
普段筆者自身は光るPCを組むことはないのだが、今回のこのデスクを期に光るPCを組み始めた。今までの考えが一掃されるくらいきれいに発光するデスクだ。

今回紹介したゲーミングデスクは残念ながら日本での発売予定はない。米AmazonやeBayなどでは販売されているが、日本への送料が表示されないなど日本から買うのであれば非常に怖い状況だ。廉価モデルとして四辺のLEDテープ、電動昇降機能が省かれたモデルが存在するが、そちらは日本で発売される可能性がある。5万円ほどになりそうだが、大きさ、剛性ともに申し分ない。非常に面白いデスクなのでチェックしてみてはいかがだろうか。

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