製品提供:株式会社Scythe
過去に記事を出したROCCAT KAIN 120 AIMOの無線版であるKAIN 200/202 AIMO(Amazonリンク)のレビューをする機会を頂いた。
有線・無線両対応で、最大50時間連続内蔵バッテリー駆動(LED点灯時は35時間)が可能となっており、価格も有線バージョンのKAIN 120 AIMOと2千円程しか変わらないため非常にコスパが優れた無線マウスだ。
本体スペック
形状 | 左右非対称(右利き用) |
センサー | ROCCAT Owl-Eyeオプティカルセンサー(PixArt PMW3335のカスタム品) |
解像度 | 100~16000DPI (100DPI刻み) |
ポーリングレート | 125/250/500/1000 Hz |
ボタン数 | 6個 |
サイズ | L 65 x W124 x H 43 mm |
重量 | 約105g |
備考 | 専用ライティングシステム”AIMO”対応,512KBのオンボードメモリ搭載 |
マウスの左右メインボタンにはTITANクリックと呼ばれるROCCATの独自機構が備わっている。
ボタンのスイッチをマウス基盤ではなくボディフレームに固定するというもので、これによりクリック入力時のブレを軽減することが出来る。
KAINは、改良されたスイッチメカニズムとスマートファームウェアアルゴリズムを備えており、他のマウスと比べ最大16ms速く入力が検知されるようになっている。
付属品・外観、使用感
付属品
カラーバリエーションは、200(黒)と202(白)の2色展開となっていて今回は202(白)の紹介となる。
- ROCCAT KAIN 202 AIMO本体
- 無線USBレシーバー(2.4Ghz)
- 延長用USBドングル
- 充電・通信用USBケーブル(編み込みタイプ)
- クイックインストレーションガイド
外観、使用感
ケーブルが無いためスッキリして見え、黒色のサイドボタンが良いアクセントになっていてシンプルだ。
ホイール部分の周りは金属のヘアライン加工がされており、しばらく眺めていたいような美しさとなっている。
ボタンは左右2つ、サイド2つ、ホイールクリック、DPI変更ボタンの計6ボタンタイプ。
形は右利き用の左右非対称となっており、幅65x長さ124x高さ43mmと大きめのサイズなのでかぶせ持ちをすると程よくフィットする。
バッテリーが内蔵されているためか重さが105gあるので、最初は少し重めに感じたが1日程使用していると慣れるだろう。
そして、
筆者が是非推したいポイントだが質感と手触りが本当に良い物となっている。
最寄りの家電量販店などで試用できる場所があれば是非実際に触ってほしいのだが、マット素材なのにつるつるとした触り心地だ。
だからといって滑りやすい訳ではなく、しっかりグリップが効くようになっていて、なお且つ指紋がつきにくいので手汗をかく方にもオススメできる。
LEDはホイール側面と後ろのロゴが光るタイプとなっており、後術する専用ソフト”ROCCAT SWARM”を使用することでAIMOと呼ばれるイルミネーション機能やRGB制御ができる。
ボタン類のクリック感は、5000万回の耐久性を誇るROCCAT専用のOmronスイッチを搭載している為、軽い押し心地で静かな物となっている。
サイドボタンも大きいものが使用されており、とても押しやすい。
マウスホイールには2D Titanホイール2.0が採用されている為、ホイールクリックは「カチッ」っというクリック感を体感することができ、ホイールスクロールのノッチ感は少し強めとなっている。
構造的に耐久性は高そうだがノッチ感が少し強めということで、文章制作などスクロールを多用する作業には向かないと思う。
有線への切り替えは付属している充電・通信用USBケーブルを本体に接続するだけだが端子は汎用のMicro Bでも接続部が独自形状な為、そこだけ注意が必要だ。
専用ソフトウェア
ROCCAT公式サイトのドライバーとサポートページからSwarm Software(Windows7以上対応)がダウンロードできる。
ダウンロードしたら最初にソフトウェアとKAIN 200/202 AIMOの更新が始まるがその際に注意点が一つ、
更新は上から順番に行うように、必ずマウス本体に有線ケーブルを接続した状態で行うこと。
上記の方法を注意して行わないと、挙動がおかしくなりアップデートがいつまで経っても完了できなくなる場合があるので注意。
設定できる項目は基本的に有線バージョンのKAIN 120 AIMO(記事リンク)と変わらないが、無線マウス専用の設定が追加されている。
※一部翻訳されていない箇所をこちらで追記しています
イルミネーションで電池残量を視覚化する機能や電波強度がチェックできるのはありがたい。
設定したプロファイルはSWARMに保存できる他、マウスのオンボードメモリに記憶させることが出来るため、バッテリー切れを起こしてもまた設定をし直す必要はないようだ。
このマウスの目玉機能の一つであるライティング、AIMOはAIMOレベルと呼ばれるものが存在し、デバイスを使用すれば使用するほどレベルが上っていき、ライティングの表現がダイナミックになっていくという機能だ。
実際にAIMOで光らせた様子はこちら
まとめ
今まで左右対称マウスばかり触ってきた為、自分の手にぴったりフィットするという感覚をこのマウスで初めて味わうことが出来た。
日本では馴染みがないからか、あまり聞き慣れないメーカーだが品質は確かだ。
最近軽いマウスが主流の中で105gはやや重たい部類に入ると思うがケーブルの取り回しに気を使わなくて良い無線マウスのメリットは大きい。
1万円を切る価格で乾電池式では無くバッテリー内蔵式なのもポイントが高いと感じた。
そして何より手触りが最高なので是非一度お近くのPCショップや家電量販店で触れてみて欲しい。